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公開日:2018年9月24日

1000ドルの薬より1曲の音楽を! 音楽による認知症ケアを描いたドキュメンタリー映画『パーソナル・ソング』の上映イベントを、都立多摩図書館で9月30日開催

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地域医療ジャーナル
プレスリリース



アメリカでは、音楽による認知症ケアの取り組み「Music & Memory」が始まっています。その人にとって思い入れの強い楽曲「パーソナル・ソング」には、過去の記憶をよみがえらせ、楽しさや喜びを取り戻す効果がある、といった事例が多く報告されています。日本でも高齢化に伴い認知症の患者数は増加の一途をたどっています。この上映会を通じて、「音楽の力」を活用した高齢者のケアについて一緒に考えてみませんか?




© ALIVE INSIDE LLC 2014



医療系ウェブマガジン「地域医療ジャーナル」(所在地:東京都千代田区、代表:福士 元春)が運営する、これからの医療について考え、行動するためのオンラインコミュニティ「地域医療編集室」では、2018年9月30日(日)に映画上映・意見交換会イベント「パーソナル・ソング 高齢者に音楽を届けよう!」を、都立多摩図書館・セミナールーム(東京都国分寺市)にて開催します。

▼ 「パーソナル・ソング 高齢者に音楽を届けよう!」イベントページ:https://personalsong.peatix.com
▼ オンラインコミュニティ「地域医療編集室」ファンクラブ:https://camp-fire.jp/projects/view/76122



■70歳以上の割合は初の2割超え、高齢者の4人に1人、約400万人が認知症


9月17日の「敬老の日」にあわせ、総務省が高齢者人口の最新統計を公表しました。65歳以上の高齢者が総人口に占める割合は28.1%、人口は3,557万人となりました。また70歳以上の割合は、前年より0.8ポイント高い20.7%、人数は100万人増の2,618万人となり、初めて2割を超えました。

高齢化が加速する日本において、高齢者の医療介護サービスの需要は増しています。現在、高齢者の4人に1人、約400万人が認知症を抱えているとされ、大きな社会問題になっています。しかし、認知症をはじめとする高齢者特有の病気では、薬などによる治療効果は限られている、という問題がかねてより指摘されていました。「地域医療ジャーナル」では、こうした高齢者に「音楽の力」を活用することで、医療では届かないあたたかなケアを提供したいと考えています。



■認知症症状を音楽で改善させる取り組みを紹介し、サンダンス国際映画祭で観客賞を受賞


「音楽の力」に着目していた折に出会ったのが、ドキュメンタリー映画『パーソナル・ソング』(原題:Alive Inside)です。アルツハイマー病の患者の症状を、その人が思い入れを持つ音楽(パーソナル・ソング)の力で劇的に改善させるという内容です。インディペンデント映画やドキュメンタリー映画の国際的な登竜門として知られ、世界中から毎年8000本を超える映画が集まるサンダンス国際映画祭において、2014年にドキュメンタリー部門で観客賞を受賞しています。

この映画に出演する、『レナードの朝』の原作者オリバー・サックス医師によれば、音楽は感情に訴えかけ、心を呼び覚まし、脳のさまざまな領域に届き当時の記憶を蘇らせるパワーがあるそうです。そして認知症によって混乱してしまっている思考や言語の部分とは違う運動や感情の領域と結びつくために、認知症によるダメージが少ないのです。




しかし、こうした音楽を活用したケアや音楽療法は、まだ医療介護現場で十分に普及していません。また、音楽療法士やケア提供者の現場での研修機会も、極めて少ないのが現状です。そこで、オンラインコミュニティ「地域医療編集室」では啓発活動の一環として、映画上映・意見交換会イベント「パーソナル・ソング 高齢者に音楽を届けよう!」を開催することを決定しました。

認知症などを患う高齢者が、好きな音楽によって過去の記憶がよみがえり、楽しさや喜びを取り戻すことで、高齢者はもちろんその家族や介護者も元気になります。医療現場で音楽をもっと積極的に活用し、現在の医療介護サービスではなかなか届かない、大切なケアの提供の普及に今後も取り組んでまいります。


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