介護経営ロゴ

機能分化と地域連携で超高齢社会を支える
介護サービス事業者向け情報サイト

公開日:2018年5月31日

M&A仲介会社の選び方(1)

62 views

介護経営 編集グループ

M&Aを成立させるには、自社にあった良い仲介会社と組むことが最善の方法です。

最近は個人のコンサルタントも含め、仲介会社の看板を掲げる会社が乱立してきましたが、付き合う相手を間違うと、いたずらに時間を浪費したり、余計な費用がかかったりするだけでなく、情報漏洩、信頼失墜のリスクも高くなります。

いったんある会社に仲介を依頼したものの、一向に事が前に進まないため、改めて別の会社へ依頼するなんて話も聞きます。
また、ある会社からは1000万円なら売却できると言われていたのに、別の会社では3000万円でといわれたケースもあり、こうなると何を信じて良いのか疑心暗鬼になることでしょう。

ここでは、売り手の立場から見た、仲介会社の特徴と見分け方を紹介してまいります。

扱うM&Aの規模により仲介会社は存在する

仲介会社により、取り扱うM&Aの規模が異なります。
有名、無名に関係なく、自社の規模を得意とする仲介会社に頼むことです。

日経新聞を読めば、上場企業間の合併に外資系銀行や証券会社が仲介を行っている話が書かれているため、M&A仲介といえば、そのような会社を想像する方もいるかもしれません。しかす中小企業のM&Aにそのような会社が動くことはなく、大型の合併専門です。

中小企業の中でも、比較的規模の大きなM&Aの場合、大手のM&A仲介会社やメガバンクがかかわるケースが多いです。M&Aの仲介会社にも上場する企業が登場、経営者の方ならその名を一度は耳にされたこともあるでしょう。
このような有名仲介会社も、売買金額が数億を超えるような案件を主に扱います。
売買金額が億に満たない案件の場合、難色を示すケースが多いでしょう。明確に、自社が取り扱うのは売買金額が2億円以上とか、決めてしまっている会社も存在します。

売買金額が億に満たない案件、実は大半の案件がそうではありますが、これら案件は、中小M&A仲介会社や、業界特化型M&A仲介会社、地方銀行等のM&A部門が関与することとなります。
これら仲介会社の場合、規模にこだわることはありませんが、債務超過会社は扱わない、赤字企業は扱わないなど、今度は財務状況により企業を選別しているようです。

では、1000万円を下回るような小規模案件や、債務超過会社は、どうすればよいか、ここはインターネットで売買を成立させるモデルを構築している会社の出番になるでしょう。
あくまで仲介会社は場の提供に徹して、当事者間で自己責任により話し合いをして下さいね、というモデルです。最近は、このようなモデルも増えてきました。
全ての仲介会社から断られ、やむを得ずインターネットでというケースも今後は増えてくるでしょう。

いずれにせよ自社の規模にあった仲介会社と付き合うことが重要です。
有名な仲介会社も、得意とする規模が違えば、なかなか良い相手を見つけてくれないといった事も考えられます。

仲介会社の強みや担当コンサルタントの資質

M&A仲介会社の主な機能は、最適な相手を見つけるマッチング機能、もう1つはマッチング後に円滑に話をまとめてくれるコンサルティング機能です。

マッチング機能も、ある業種には強いが、ある業種には弱いというように、実績に偏りがあったりもしますので、自社の業界に強みを持っているのか見極めることも重要です。
そのような意味では、業界特化型でかつ、豊富な仲介実績を持っている会社なら安心することが出来るでしょう。

いくらマッチングが出来ても、その後の進め方に問題があり、自社にとって良いM&Aにならなかったというケースも出てきます。
通常、仲介にあたっては、専任のコンサルタントがあたるため、本人の資質や専門能力、姿勢について判断することが必要です。

M&Aについては、財務や会計、法務など幅広い専門知識が求められ、誠意さえあれば何とかなるといった簡単な事ではありません。
逆に専門知識が豊富でも、売り手と買い手の間に入って仲介を進める上では、それぞれの思いをくみ取って、最適な落としどころを模索する高度なコミュニケーション能力がないと、当事者の気分を害したり、信頼感をなくしたりして、破談になるケースもあるはずです。

高いプロ意識と、高度な専門能力が求められる職業であり、いま目の前にいる、「その人」に自社の将来を託してよいのか、経営者に判断が求められます。

介護経営 メールニュースでは、介護施設経営者が知りたい集客ノウハウや注目のサービスなど、最新のニュースを配信しています。ぜひご購読ください。

メールニュース登録