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公開日:2018年3月20日

【MSWが語る】「ケアマネと介護福祉士の違い」

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介護経営 編集グループ

介護の業界に携わる者の中には有資格者もおり、その有資格者の中には「介護支援専門員」つまりケアマネと、「介護福祉士」という二つの資格があります。

このケアマネと介護福祉士、どのような違いがあるのでしょうか?

今回は現在の介護業界における待遇や現状の考察を絡めながら、ケアマネと介護福祉士の違いについて解説をしていきます。

違いの根本は拠り所の法律

介護支援専門員(以下ケアマネ)と介護福祉士の違いの大本は拠り所の法律が違うことです。

ケアマネジャー

次の各職種(医師・社会福祉士、介護福祉士、看護師等実務経験を5年以上従事し受験資格が発生する)

平成12年に施行された介護保険法に基づく、国家資格ではなく都道府県の知事資格です。

5年ごとの更新研修を受講する必要があります。

介護福祉士

社会福祉士及び介護福祉士法に基づく国家資格です。(ただし、業務独占ではなく、名称独占です。あくまでも介護福祉士と名乗れるだけで無資格でも業務はできてしまうのです。(訪問介護等一部ヘルパー資格が必要なサービスはあります)

更新はありません。

資格ルートはまず短大や専門学校で資格取得するルートと介護現場で実務経験3年を経過すると受験資格が発生するルートがあります。

介護福祉士の国家試験取得で他にはない事は、専門学校などを卒業すると同時に介護福祉士の資格を得てくることであります。

他の国家試験は大学などで専門学問を学び、必要な単位を取得し卒業と同時に「受験資格」を得て国家試験を受けなければ資格取得はできないのでありますが、ある意味介護福祉士の資格取得のルートは異質だと言えます。

そのため、今後介護福祉士も専門学校等を卒業した段階で資格取得ではなく、受験資格を得るだけになる予定でありますが職能団体からは反発の声も聞こえてきています。

ケアマネと介護福祉士の大きな違いは直接介助するのが介護福祉士であり、間接的に介護サービスを調整し依頼をするのがケアマネです。

違いはあれども共通する理念は多い、いわば介護の両輪です。

個として利用者を尊重し、受容し、自己決定を促し、共感、傾聴するのは福祉専門職としての最低限の質の担保であります。

なぜ、ケアマネと介護福祉士の離職率は高いのか

しかし、ケアマネも介護福祉士も離職率が非常に高いのです。

他の事業所や施設に転職する者もいますが、福祉・介護業界から離れてしまう者も多いのです。それは何故なのか?

まずは認知度が低い、後は仕事に見合う給与体系ではなく、長時間労働ではあるがサービス残業の事業所の方が圧倒的に多いと思われます。

今後超高齢化社会を迎えることが確実である日本に、介護の担い手がいなくなるのは一抹の不安を抱えてしまいます。

それではどうすればこの問題を解決できるか?

まずは両職種の社会的地位を確立し、給与体系も見直し、対価に見合った金額にならなければ離職の歯止めはきかないでしょう。

きつい仕事の介護職が正社員で採用されることは非常にハードルが高く、最低賃金で従事している人々も多のが現状です。それではやる気もでません。

ケアマネも同様で介護福祉士ほどではないにしても他の業種から見れば安い給与体系です。

【筆者の考察】ケアマネと介護福祉士の今後

ケアマネはまずは国家資格としての取り扱いをして、社会的地位を上げる必要があるのではないでしょうか。

(※もちろんケアマネの努力も必要ですが)

ケアマネは様々な職種が資格取得するので共通基盤を作るのが非常に困難であり、その点が問題になっています。

もちろん元の職種の知識は活かされている点は強みではあるものの、職種同士の価値観が各々違うのは今後の課題と思われます。

更にはケアマネの資質向上のために高齢者問題を社会全体で支えていく社会的支援を構築する中心的な存在にならなければならないこと当然になるでしょう。

そのためにはケアマネの資質向上が必要であります。

現状できていないと言っても過言ではないと思います。ケアマネの資質の格差があまりにも差がひらきすぎているためです。

介護福祉士は、名称独占ではなく、業務独占になり社会的地位を上げる必要があるのではないでしょうか?

(※当然、ケアマネ同様に相当の努力が必要にはなってきますが)

平成23年に社会福祉士及び介護福祉士法の改正が行われ、条件が付くものの、今まで医師や看護師のみ行えた痰の吸引などの医療行為が限定的にできるようになりました。

これは非常に評価すべき点であると思います。

介護職として少しですが、重要な職種であることが認知されてきているのではないでしょうか。

しかし、今後も更に介護福祉士も個々の資質向上をしなければならないと思います。

以上のようにケアマネも介護福祉士もまだまだ社会的認知度が低いことが今の社会全体の現実です。たとえ両職種の業務内容に違いがありますが、共に切磋琢磨して、資質向上を目指していくことが今後の課題となります。

介護職員の年齢別・平均給与や年収は?

ケアマネージャーを含め、介護施設の職員の年齢別の平均的な給料・年収はだいたいどのくらいなのでしょうか?

今回は厚生労働省が毎年調査発表する賃金構造基本統計調査の賃金データを基に、平成28年度の介護施設職員の年齢別の平均給与や年収、さらにケアマネージャーの給料や年収についてもデータとしてまとめた資料をご用意いたしました。

こちらをもとに介護職員やケアマネージャーの給与や年収を年齢別に把握することが可能です。

経営のご参考までに、どうぞご利用ください。

資料はこちらからお受け取りいただけます。

平成28年 ケアマネージャーの年齢別平均給与・年収
https://yts.jp/downloads/041-2/

平成28年 介護施設職員の年齢別平均給与・年収
https://yts.jp/downloads/042-2/

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