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昔は社長宛ての怪文書、今はネットに投稿


制作:福田 秀樹氏 (特定社会保険労務士/株式会社福田式経営研究所 代表取締役)

10年位前までは、社長宛てに「怪文書」が届く事が多かったです。立場上、社長室でこそっと、その手紙を見せられ相談されます。

怪文書とは、組織上の問題点を実名をあげて、

「××部長、あいつは仕事をしていない」

「彼女は●●課長と付き合っていて、●●課長をマインドコントロールしている」

「社長の奥さんの言動をなんとかしてほしい」

「現場はもう限界です。これを経営者はわかっているのか」

など、社長に直接物申す手紙です。このような内容の手紙は何通も見ました。

もちろん、この怪文書は匿名で、ワープロ打ちなので、誰が書いたがわからないという事になっています。しかし、たとえば、社員が200名くらいまでの会社であれば、その文面から「あいつが書いたな~」と、社長や部長はおおむね特定してしまうことが多かったです。

いまは、怪文書は見なくなりましたね。おそらく、ネット上にぶちまけるのが手っ取り早いからではないかと思われます。実際、怪文書的な内容が就活サイトの転職会議等にのっていることが多いです。

上記の投稿と同時に、労働基準監督署や税務署に会社の内情をチクることはよくセットで行われますね。

会社の深部・恥部を指摘し、ここがおかしいと過去に書面にした人、これと同じ論調でネット上に投稿をする人の特徴があると私は考えています。それは、「もっと私を注目して欲しい」「私のこの存在を認めて欲しい」「私をもっと大切にしてほしい」という切ない願望を戴いている人です。

たとえば、以下のような人です。

●若い頃はそれなりにちやほやされたのに、40歳を超えた今は逆に「お局さん」扱いされて、冷遇されていると感じた女性社員

●高学歴で、頭もよく、しかし、どうも組織人ではないため、出世できずに50代を迎えた男性社員

●先代の社長は諸事情を考慮して特別にかわいがっていたのに、後継社長になって、特別扱いがされなくなった社員

最近、ネット・SNSの投稿は採用活動に影響がある会社は少なくありません。普通の投稿もあるでしょうが、内部事情を具体的にかつ悪意をもってぶちまけている投稿には上記の人達が混ざっています。

この「匿名」による投稿はネット上の怪文書にもなりえます。昔は社長の引き出しの中に留め置いていたものが、ネットで拡散されてしまいます。これは法人・社長・役員等に対する完全な人権侵害です。

会社はこのような書き込みは放置してはいけないと思います。採用の候補者はそれを見たらどう思うでしょうか。今はネットに生かされ、ネットで殺される時代なのです。

お困りの企業様は、まず会社できる対応、そして法的な対応についてご相談を戴ければと存じます。

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