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勇気と努力|笹井清範の「本日開店」

2016年8月2日


制作:月刊「商業界」編集長 笹井清範

はじめまして、月刊「商業界」という雑誌の編集長をしております、
笹井清範と申します。

このたび、「経営会議ドットコム」のサイトへ私のブログ「本日開店」より
記事を転載させていただける運びとなりました。
これから、毎週1本のペースで記事をお届けしますので、
ご愛顧いただけますと幸いです。

さっそく、第1回の本題に入らせていただきます。

少し前ですが、日経MJの2016年上期ヒット商品番付で“東の横綱”になった言葉を覚えていますか。
安値ミクス――アベノミクスではありません。
ちょい高消費なんていう言葉もありましたが、ずいぶんと様変わりしました。
いま、消費者は節約志向を強めています。

けれど、単に安いだけの商品が欲しいわけではありません。
品質や価値が伴わない安さは無意味です。
そして大企業と同じことをやる必要はありません。

講演をするとき、最後にご紹介する一文があります。
商業界創立者、倉本長治が今から50年ほど前に遺したものです。
今もその本質は変わりません。

「本日開店」160727画像

他店より高く売るには勇気がいる。
競合店より良い品を扱うには努力がいる。
同じ商品を格安に売っても経営が成り立つには、相当の自信が必要であるし、ムリして安値を出すようでは、見せかけの廉売で本物の商売ではない。
売価が安いということは、仕入れの安さの裏付けと、つつましいムダのない経営が伴わなければならない。
その点では、他店より高く売るためには、ただその勇気があればたりる。
しかし、競合店よりも品質のよい品を売る段になると、それは勇気だけではダメだ。
なみなみならぬ努力がいる。

倉本はこのように、単なる廉売を戒めています。
そして、こう続けます。

商人の仕事に限らず、努力と伴うものほど人間にとってやり甲斐のあるものはない。
それをやりとげた時こそ愉快であり、壮快なものである。
商人の喜びは、そういうところにある。

※転載元 笹井清範の商人応援ブログ「本日開店」http://ameblo.jp/19660726/

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