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し烈化する東電管内の顧客争奪戦

中部電力は10万件の顧客獲得をめざす


制作:廣瀬 鉄之介(エネルギー・環境ジャーナリスト)

し烈化する東電管内の顧客争奪戦

4月からの電力小売の全面自由化を前に、首都圏での東京電力管内の顧客争奪戦がし烈化しています。首都圏は、全国の電力需要の3分の1を占め、現在、その大部分は東京電力が独占しています。その大市場をねらって、中部電力が進出を表明したほか、東京ガスも、電力小売に乗り出します。迎え撃つ東京電力は、新しい料金プランによって、顧客のつなぎ止めに懸命になっています。中部電力、東京ガス、東京電力の販売戦略を追っていきます。

中部電力は10万件の顧客獲得をめざす


中部電力は、中部、東海地域を営業基盤として、電力供給を行っていますが、全面自由化に伴い先ごろ、首都圏での事業拡大戦略を打ち出しました。首都圏は市場規模が大きく、成長性の高い魅力的な市場と言うのが、その理由です。同社は、これまで、工場などの大口需要家すなわち既に自由化された分野の需要家には、首都圏で電力販売を行ってきましたが、4月からは、一般家庭をはじめ、商店、小規模事業所などの小口需要家への販売を始めます。

中部電力が狙うのは、同社の実施している電灯料金プラン「カテエネプラン」(WEB会員向け)の加入拡大です。カテエネプランでは、東京電力より料金の安さを売り物にし、それによって同社は、首都圏で当面10万件の顧客獲得を目指します。

カテエネプランの加入対象は、東京電力の従量電灯Bの契約で契約電流が50A、60Aの顧客、または従量電灯Cの顧客です。従量電灯Cは、契約容量6kVA(キロボルトアンペア、60A相当)以上の顧客で、大家族の世帯や、電灯と電気器具を多く使用している商店、事業所などが対象となります。このプランでは、契約容量8kVAのモデルケースの場合、基本料金は、月額1201円で、東京電力の従量電灯Cの2246円に比べて1045円もお得になるとされています。また、電力量料金も、一律の単価で分かりやすく、電気使用量の多い顧客ほどメリットが大きくなります。

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