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労務管理は「入」と「出」を押さえよう


制作:福田 秀樹氏 (特定社会保険労務士/株式会社福田式経営研究所 代表取締役)

人出不足だから多くの問題が起こっている


労務管理が難しい時代になってきました。特に昨今は深刻な求人難です。「とにかく人が足らないから、採用したい」と多くの企業が前のめりになっています。しかし、ここで問題が起こります。

「人材紹介会社からの紹介で雇ってはみたが、入社2週間でうつ病を発症し会社に来なくなった」

「雇ってはみたが、犯罪歴のある人だった」

「雇ってはみたが、何度言っても仕事を覚えない。聞いてみると高次脳機能障害という障害を持った人だった」

「試用期間中に何度も指導注意しても一向に改善しない。上司も感情的になって起こったらパワハラを受けたと労働局に駆け込んだ」

「ウチみたいな(中小)企業に来る新卒の質が5年前とは明らかに下がっている。やっとの想いで採用したら、入社してすぐに辞めてしまう」

労務問題は「入り」つまり「雇入れ」、「出」つまり「退職」を押さえる事です。この「雇入れ」と「退職」の実務をしっかりと行うことで労務問題の8割は解消するのではないかと思います。

最もトラブルの多い給与形態はどれでしょう


福田秀樹は毎日毎日、労使トラブルに相談にのっています。皆さまに問題です。

労使トラブルが起きやすい(起きる確率が高い)給与形態はどれでしょう?

1.月給制・日給月給制
2.日給制
3.時給制

福田秀樹は「2.日給制」という実感を持っています。なぜ「日給制」がもめるのかといいますと、日給制とする動機がもめるもとになっています。

日給制を採用している業種・職種というのは、建設業の建設労働者、測量の補助者、引っ越し補助者、配送のドライバーなどがあります。また、塾や予備校の講師の「コマ給」つまり授業1回につき、いくら払う、というのも日給制の応用版です。

これらの共通点は、時間当たりの賃金が曖昧である、ということです。また、会社として時間管理をすると不都合又は時間管理しにくいということも共通しています。

しかし、この曖昧なままにして労働契約を締結するというのがトラブルの元になります。労働法は曖昧に雇入れた場合、その責任はすべて使用者に負わせるようになっています。

労働裁判などで延々とやり合う深刻な労使トラブルの多くは、「労働条件通知書」や「労働契約書」が「存在しない」という特徴があります。労働契約は口頭でも成立しますが、しかるべき書面がないと損をするのは会社です。

労務問題の書面の重要性


労務問題は書面が重要です。出るところに出たときに客観的に証明できるのは書面だけだからです。したがって、労務管理の技術とは適時適切な書面(紙ペラ)を残すことだといえます。したがって、実務担当者はこの「紙ペラの残し方」を学ぶ必要があります。

しかし、中小企業には人事部は人事労務の専門担当者を置くことはできません。したがって、私は「入」と「出」の書面、つまり「雇入れ」と「退職」の書面をしっかり残すことだけに集中することを提案したい。

小さな会社でも、少し費用をかけて「雇入れ」と「退職」の書面の作成にあたって、弁護士等の専門家を使ったほうがいいです。このA4の紙4~5種類が天国と地獄を決めるからです。

貴社が現在ご使用の「紙ペラ」は時代や現在の会社に合ったものですか。
大阪中小企業投資育成様 で 上記内容のセミナー講師をさせて戴きます。よろしければご参加ください。

平成29年4月10日 13時30分~16時30分 大阪開催
http://www.sbic-wj.co.jp/data/detail/seminar/00002682.html

平成29年4月19日 13時30分~16時30分 福岡開催
http://www.sbic-wj.co.jp/data/detail/seminar/00002683.html

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