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「食事の改善が高齢者介護施設の日常に彩りを与える」食事サービスにこめたクックデリの企業姿勢(後半)


制作:経営会議ドットコム 広告企画グループ

老人ホーム

クックデリ(株式会社ビーエムエス)の食事サービスは、全国1650を超えるデイサービス、グループホームや小規模多機能ホームなど、50名程度の比較的小規模な介護施設を中心に高い支持を集めています。
「高齢者介護施設の食事提供にかかわる全てのストレスから解放したい」と語るのは、同社のフードサプライ事業部、営業企画部長の遠藤保仁様。
今回は、遠藤部長が進めるクックデリ事業についてお伺いすると共に、その背景にある同社の企業姿勢についてフォーカスしています。

経営会議ドットコム
-施設で円滑に食事提供するために、介護事業者はどのような考え方が必要だと思われますか。

遠藤様(クックデリ)
当事者意識を持つことだと思います。
分かりやすく例えると、自分が歳をとって身体とか色んな部分に不具合が出た時に、自分達の老人ホームに入居したいか、自分達の通所介護からサービスを受けたいと思っているか、あるいは自分の親、おばあちゃん、おじいちゃんがそうなった時に是非ここに入れたいと思えるか、ここを常に問い続けることが必要なんじゃないでしょうか。

その立場になれば分かるんですが、「最後の晩餐」という言葉があるように、やはり食事っていうのは、高齢者の中で重要な位置を占めています。

しかも、その位置付けは、これから益々重要になっていくと思います。
なぜかと言うと、今入居されている方、通われている方は、戦前生まれの方が多く、特に戦時中、小、中学校ぐらいの年齢の方が多いと思います。
その時代の方は食べることに苦労をされているので、あまり文句を言わない傾向が強いと思うのですが、これから戦後生まれの方っていうのは、マクドナルドもあるしハンバーグとか洋食文化があるし、高度成長時代に非常に豊かな食生活を送られた世代の方です。

そうなると言い方が悪いですが、我が儘な所もあると思いますので、食べたいものは自分で選ぶ、もっと言えば自分の目で見て施設を選ぶ時代に変わっていくんじゃないかなと考えています。

そうなると、今までの福祉という感覚よりも、介護福祉事業者もサービスという感覚が重要になってくるんじゃないかなと考えています。

クックデリ

-当事者意識と言えば、よく自社の商品を食べると聞きました

遠藤様
全スタッフ、営業だろうが物流だろうが、毎日商品を食べることを心がけています。

営業的にも、自分なりにメニューの味を表現できるようになることが大事だと思っています。
ビーエムエスのメンバー、皆で食べながら議論というかミーティングをする、「これはこうじゃないの?」という具合に色んな気付きを与え合うことができます。

でも話し合いをしなければ、自分はこう思うだけ、相手もこう思うだけ。
自分は美味しくないと思っても、人によっては、それは美味しいかもしれません。
そこで話をすれば、「こういうのが好きなタイプの人にとって、この味は美味しいのですよ」と介護事業者様に言えるようになります。

さらにお昼にみんなで会話するようになり、部署間を超えて活発に話をするようになります。お昼を一緒に作って食べることによりチームが一体化します。
そのおかげでしょうか、当社では離職が0になりました。
コミュニケーションは、職場の信頼を築く基礎となります。
この信頼がベースにあれば、前向きなチャレンジが出来るようになります。

遠藤様

-仕事は兼務を基本とされているようですね

遠藤様
そうです。これも信頼がベースにあるから出来ることです。
職業の「職」というキーワードを、我々の事業領域の1つと考えています。

よく例え話で言うのですが、ニュージーランドは人口が少ないため観光バスの運転手さんも観光ガイドができないと資格が取れなくなっているようです。
これが兼務の考え方ですよね。

兼務というと、一般的には労働の負担が高いっていうイメージがありますが、そういうことではなくて、今の仕事の延長上で出来る兼務です。
これをどんどんやるよう自社でまず実験というか、取り入れています。

-具体的にいうとどういう事ですか?

遠藤様
当社では開発メンバーでもマーケティングをやりますし、献立を立てるメンバーでも開発に携わる、営業にも行く、一緒に何でも体験をすることによって、やっぱりそれぞれの立場からみたお客様中心主義、ご利用者様から必要とされるものが見えてきます。

老人ホーム

介護の食事提供を通じて、仕事が多いデイサービスさんの現場の中に入り込み、ひとつひとつの仕事を洗い出したり、仕事の価値やサービスの本質を突き詰めたりする中で、実は介護職員一人当たりの労働生産性を上げるご提案をしています。

もちろん施設の中でも創意工夫はされています。
でもそこに留まらず、新しいアイデアはどんどん世の中に出て来ますので、大事なことはプロフェッショナルを活用するってことだと思っています。

例えば介護報酬の記録も色々IT化が進み、一回一回同じ入浴とか文字で書かなくても、クリック一つでできることもいっぱいあります。
同じ作業を繰り返すことは、時代とともにどんどん無くなると思います。

我々は食を通じてですが、介護の周辺産業、例えばコンサルティングであったり、衛生管理の商材であったり、イベントを提案する企業であったり、訪問歯科であったり、しっかり連携を取りながら、現場の生産性を高める提案をしています。

この当社の取り組み、これそのものが価値ではないかと考えています。

-このように考えられるのは、ある過去の経験があったからと伺っています

遠藤様
クックデリで行っていること、お客様に提案したいこと、コミュニケーションを大切に当事者意識で考えるとか、お客様(利用者様)を巻き込むとか、全員が兼務でかかるとか、これは牛角時代の体験が原点になっています。

私がビーエムエスに入社した時、焼肉チェーン牛角の1号店の店長を任されました。
ところが1年経っても売上が全然上がらない(笑)

ずーっと赤字だったのですが、当初牛角っていうのはかなりの展開をしていて、その中の関西のお店なのでこれぐらいはいくだろうと、具体的には月売上は700万ぐらいはいくだろうと。

ところが実際には200万円台から300万円台。ついに3月の時に、5月までに売り上げが500万いかなかったら店を閉鎖するということを会社から言われたのです。

僕はあまり隠し事したりせず、何でも本音で言うタイプなので、アルバイトスタッフをみんな呼んでミーティングし、「5月までに500万いかなかったら閉店なんだよ」っていう話をしたんです。
すると18歳のアルバイトの女の子が、僕にとって忘れない言葉になったんですが、「みんなの時給下げてください」と。

みんなの時給を下げてでも働きたいと思ってくれるなんて嬉しい事ですが、じゃあ「どうやったら500万いくと思う?」と聞いたのです。

認知度を上げる為に近所に毎日ポスティングがんばります、朝の駅前でのチラシ配りますと、これを毎日やり続けました。
後は色々とサービスを強化して、駅前の夕方の営業時間帯にはチラシを配ったり、近所にお店の宣伝に歩きました。そうすると遂に500万を突破し、無事利益が出るお店に生まれ変わったのです。

-それはすごいですね

遠藤様
そうやって苦労したお店だったんで、その後、実験的にアルバイトだけで営業しようという試みをしまして、マネージャーとして店舗には週に1回顔を出す感覚で、アルバイトだけで2年間営業しました。

アルバイトだけでどうやって良い店を作るか、お客様満足、売り上げ確保、販売促進、コスト削減、法人営業これを皆が主体性をもって取り組みました。
それを18から22歳までのアルバイトがやったんです。

その後、この店は牛角本部から優秀店として表彰されています。

私はこの経験から、人間の能力とは無限にあり、環境とキッカケさえあれば何でもできるんだと確信しました。

よく社員だからとかパートだからと言葉を使う人がいますが、分け隔てがなくて関係ないと思っているのです。

-その経験がクックデリの食事サービスの基礎となっている

遠藤様
今回ご紹介した当社の取り組みは、これそのものも価値として、お客様にもご提案できればと考えています。

今の介護事業所の中で起きている職員の定着率の問題であるとか、過酷な労働環境の問題とか、募集をしても人が集まらないとかいう、そこに対して我々が考えることは、利用者様、高齢者の方に、できることはやっていただく、ということです。
人は、自分の役割を感じる、人から頼りにされる、これらのことを通じて元気になっていくものと思います。

利用者さんに対して、何でもかんでも至れり尽くせりにするよりも、自分にとって何ができるのかということ、それを引き出してあげ、表現してあげ、入居者を元気にする事業所さんを増やしていきたいなと、生きる喜び、食べる喜びを全国に普及させていきたいなという展望を持っています。

展示会の様子

介護事業所さんの定着率の問題解決や利用者さんを巻き込んで介護スタッフさんのやる気を引き出すこと、結果的に言うと介護事業者さんの労働負担を減らすこと、年収をあげる、定着率を上げるもっと言うと、介護業界の年収を上げる仕組みを作っていきたいと考えています。

全国に何万とある介護事業所の中で、おそらくですが、調理だけの仕事をしている方もいらっしゃると思います。

厨房は厨房しかしない。
ここで厨房が出てきてホールを手伝えば、すごくお客さんの満足度が上がるのに。
でもそれは別っていう考え方が強くて、お味噌汁が冷めてたりとか、食事を出すのが遅れたりとかして、せっかく美味しい食事を提供しても、これでは利用者様の満足度が下がってしまいます。

もしこの方たちが、我々のようなサービスを導入されて、空いた時間で介護の資格なんかを取っていただいて、調理することだけを仕事にするのではなくて、料理をきっかけに利用者さんの意欲を引き出す、スタッフとしても介護に従事いただくことで、介護現場の人手不足の問題も解決するのではないかと思っています。

「高齢者介護施設の食事提供にかかわる全てのストレスから解放したい」という言葉の中には、そんな思いも込めています。

-ありがとうございました

>「食事の改善が高齢者介護施設の日常に彩りを与える」食事サービスにこめたクックデリの企業姿勢(前半)はこちら

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