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電気代を大幅削減する20の方法(工場・店舗編)

電気料金の値上げにめげない!工場・ホテル・旅館・温浴・温泉施設向け


制作:経営会議ドットコム 編集グループ

工場の電気代を大幅削減する20の方法

 工場やホテル・旅館・温浴施設は一般家庭とは比較にならないほどの電気を消費しており、電気料金のコントロール、光熱費の削減は経営上、とても重要なテーマです。
 それぞれの業種・業界にあった光熱費の削減方法をまとめてみました。
 まず大口需要家のトップバッターとして工場の削減から整理します。
工場は製造する商品によって規模はさまざまですが、工場の電気代の半分近くは、製品を生産設備によって発生しています。これは節電しようと思っても、どうしようもありません。製造に影響を与えない電気代コストとしてウエイトの大きい空調設備や冷蔵冷凍設備についてまずは電気代削減方法を挙げていきます。
 ちなみに工場の電気代の内訳は空調設備が約10%~15%、冷蔵冷凍設備も加えると約20~30%を占めている事例が多いと考えられます。
 まずは電気代削減のための設備投資や費用があまりかからないものから。

1.エアコンの設定温度を変更する

 エアコンの設定温度は一度あげると約10%の電気使用量の削減ができます。ただ、食品工場などでは、設定温度を変えられない場合や異物混入リスクを高めるため、扇風機やサーキュレータも使えない工場もあります。
 温浴施設やホテル・旅館などの宿泊施設でも手軽に取り組める方法ですが、客室などで取り組めませんので、効果は限定的です。

2.エアコンの室外機や室内機を洗浄する

 これは意外と大きな節電効果があります。エアコンの汚れの度合いにもよりますが、15%程度の空調コストの削減が達成される事例もあり、実は有効な方法です。このあたりは、「企業がコスト0円で出来る電気料金削減術」にも詳しく書いていますので、併せてお読みいただきたいと思います。
 ホテルや旅館などでは客室などでエアコンを掃除していないと異臭を放つ原因にもなりますので、定期的な洗浄が必要です。最近はエアコン洗浄を専門的に行う企業もあります。

3.コンプレッサーの金属表面を修復する

コンプレッサー(圧縮機)の性能がエアコンの省エネ性能の約8割を決めています。経年劣化によって生じた金属表面の傷や摩耗を修復することで、低下した冷・暖房能力を向上させることが可能です。

>>資料「金属修復技術を活用した、冷凍・空調設備の新しいメンテナンス方法」は、こちらからダウンロードできます

4.個別運転させ無駄な電気料金を削減する

 大型の工場では何台ものエアコンを使用していますが、必要な場所だけ個別運転にすることで経費削減ができます。ビニールカーテンなどを設置することで、部分運転でも十分な空調効果が得られる場合もあります。温浴施設の場合などは脱衣所のエアコン稼働をやめ、扇風機に変更するなどの対応が可能なケースも多いです。

5.シーリングファンを設置する

 天井高の高い建物では有効なコスト削減方法です。単純にシーリングファンを設置するだけでは、シーリングファンを動かすための電気代がかかってしまいますが、エアコンの設定温度や使用頻度を抑えることができるため、結果的に電気代のコストダウンにつながります。旅館やホテルなどでは意匠的にもおしゃれな感じがしますので、比較的安価に取り組めてイメージアップも図れる節電方法です。

6.照明を間引く

 この方法はそれほど電気代削減効果がありませんが、従業員のコスト意識を高める上で効果があります。使用する照明の数が減りますので、照明の交換コストも削減することができます。

7.照明にLEDを導入する

 最近はLEDも随分価格が下がってきました。補助金をもらいながら省エネを実施する企業の場合は必ずといっていいほどLED化が検討されています。個人的な経験則ですが、LEDについては海外製のものがインターネットでかなり安く売られていますので、それを大量に購入し、電気工事士に直接取り替え依頼をする方法が最も費用対効果が高くなります。店舗など点灯する時間が長い場合は、1年以内に投資回収できてしまうケースもあります。LEDは点灯時間も長いので、照明の取り換えコストの抑制も同時に達成できます。
 旅館やホテル、食品SM、オフィスなどでも取り組める万能の節電方法の一つです。
LED照明には業務用無段階調光器を併せて導入すると、省エネ効果がさらに高くなります。

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